大動脈弁置換術 6

さてその一方で、少しずつ体力が回復し酸素吸入もリザーバ付きマスク、通常の酸素マスク、鼻に挿すカニューラへと段階を踏んで軽くなっていきます。
しかしボクの場合、ある程度のところでサチュレーションが上がらなくなってしまったらしく、どうしたものかということになってしまったようです。手術前の説明でも軽微ではあるが肺気腫が見られるということでもあったので、それも影響していたかも知れません。まぁ長年ヘビースモーカーでしたからね。
で、登場したのが名前は不明の治療器(いまググったら「体外式陰圧人工呼吸器」とでました)。プラスチック製(?)の亀の甲羅みたいなヤツを胸全体に覆い被せてマジックテープで固定し気密状態を作り、真ん中にあいた穴に掃除機のホースみたいなのを接続してエアを吸い出して陰圧をかけるというものです。通常は横隔膜で肺を引っ張るようにふくらまして呼吸するところを、外部から強制的に陰圧でもって肺をふくらますという原理のようですね。で、これが人によってまちまちらしいのですがボクの場合は効果てきめん!らしくて30分を朝晩2回やったような気がします。看護師さんもいろいろ考えつくもんですね。

さて、そのくらい余裕が出てくると気になりだしたのが「政局」と「内閣不信任決議案」。いまごろどうなってるのかな~ なんて話をすると「いいから自分の身体のことを考えなさい」と言われる。でも治してくれるのはドクターであり医療スタッフであって、自分がいくら考えたってそれで治るワケじゃない。
まさか「おんたたぎゃとうとはんぱやそわか~」で治るわけあるまい(笑) (←同年代のおっさんには分かるでしょう。分からない人はググってみてね)
そんなわけで小型ラジオが枕元にセットされた。しかし、隣のベッドに患者さんが来たら医療器械の発するノイズで何も聴けなくなった(笑)

ボクも手術前に言われたが、術後に精神的に不安定になる患者は少なくないらしいです。隣のベッドのおばさん、ご自分で起きあがれる程度なのでさほど重傷ではないようで一晩で一般病棟へ移っていかれましたが、ICUには最低限のもの(ティッシュ・歯磨きセット・バスタオル2枚・紙おむつ・男はひげそり)しか持ち込めず、あとの荷物は手術中に家族がまとめて保管するということを理解できていない、或いは忘れてしまったのか、一晩中バッグをがさごそやっては「白いセーターどこいったの~?」「三色のスカーフが入ってるはずなのに~」。看護師さんに何度説明されても1時間もすると「私の白いセーター・・・」と始まります。ICUを出て行くときにちらっと見ましたが、おばあちゃんというよりまだおばさん、通常で考えれば痴呆という歳には見えませんでしたので、やはり精神的に不安定というヤツなんでしょうね。

で、次にそのベッドにいらしたのが声や話し方からすると60歳くらいのオジサン。交通事故かなんかで確か夜の10時頃運び込まれてきたようですが、とりあえず脚にボルトを埋め込んで、その他骨折(?)に関しては固定だけしておいて翌朝改めて、とひととおりドクターが説明。
ところが夜中の1時頃でしょうか
「看護婦さぁん、先生は診てくれないの~?」
「あしたの朝8時過ぎにね、先生がいらっしゃってきちんと処置してくださいますからゆっくりお休みください」「あ、そうなの」
そして1時間後・・・
「看護婦さぁん、先生は診てくれないの~?」以下ループ(笑)
これが5時頃まで続きました。
まぁ、こっちは昼も夜もなく寝てるだけだから構いませんがね、看護師さん、大変だぁ。
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プロフィール

はる

Author:はる
仙台市在住。おっさん。糖尿病の果てに慢性腎不全を併発し、2009年10月から人工透析を開始、2011年には心筋梗塞、2012年には大動脈弁狭窄症となり機械弁置換をしました。娘を東京の学生生活へと送り出し、現在は妻と犬2匹の生活を送っています。
2017年4月、閉塞性動脈硬化症の悪化により左脚を膝下より切断。義足生活に対応すべく、現在リハビリ中。

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