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大動脈弁置換術 3

さて、ICUでは体中にいろんなチューブ類が繋がれている。覚えているだけでも首にカテーテル、右手に点滴2カ所、脚の付け根に透析用カテーテル、鼻から流動食用チューブ、胸(腹?)には排液ドレーン、非常用ペースメーカーのための電極線などが出ていたと思う。なかでも挿管チューブはとっても苦しいので、しばしば(無意識のうちに)引き抜いてしまおうとする患者もいるらしいが、その気持ちはとってもよくわかる。
なので事前に同意書をとって両手を縛り付けられるということになっている。挿管チューブが入っているから首を左右にイヤイヤと振ることは出来ても前後に頷くことは難しいので、状況としてはショッカーの手術台に乗せられた本郷猛か一文字隼人である(笑)

で、時々体位変換があるのだが、これはもちろん褥瘡予防もあるが痰をとりやすくするために身体の一方に寄せるという意味でもある。しかし言葉では「寝返り」と表現するものの、横90度になって多数のまくら、クッションで固定された状態で1時間固定、もちろん手は縛られているから「小さく前へ習え」状態で監禁されていることに変わりはない(泣) そして1時間が過ぎ、通常のあお向けで1時間、逆サイドで1時間と続くのである。
で、痰をとるのも一苦労。痰をとるバキューム管をつっこんで吸い込むんだがほんのコンマ何秒なんだけど、一瞬気絶するほど苦しい。ボクはタバコをやめていたからか痰はほとんど出ないので助かったが、苦しむ人はつらいだろうなー。

ただ傷口が全く痛まなかったのは驚きだった。妻が帝王切開したときには大変だったと聞いていたのでそれだけは少々ビビっていたのだが、身体じゅうあちこちが痛むのに(詳細はのちほど)、メインの切開箇所に痛みが全然なかった。
なんかガラスの瓶に「モルヒネ」とマジックで走り書きしてあるものが見えたので、そのおかげかと思ったら使っていない(緊急用か?)という。話によると肺の手術のように脇の肋骨を切るような場合や肝臓などの腹部を切開するような場合は相当に痛むらしいのだが、胸骨をまっすぐ切る(正中切開)をする場合は痛まないのだとか。

ひとりだけ、ボクがそれほど聞き分けのない患者でも突発的に暴れ出す患者でもないと理解してくれた看護師さんがいて、手を縛っていた紐をはずしてくれた人がいた。天使に見えた(笑) しかし!痒くなった鼻を掻こうと手を顔に持っていったところを見逃さず、かつ挿管チューブをいじろうとしたと思われてすべてがパァ。再び手を縛られるハメに。

実際のところ意思の疎通なんかは必要なく、有無を言わせず「ハイ、横向いてね」「はい手を裏返してね」と粛々と物事は進んでいく。普通だと「お熱計ってもらっていいですか」「親指を内側に握ってもらっていいですか」ってなふうになんでも「~いいですか?」だ。でも「イヤだ」という選択肢はないわけで(あるのかもしれないが「じゃ、死んでね」って言われるのかなw)、要は「計って記録しておいてね」「親指を内側にして握ってね」といえば済むことだと常々思っていただけに、自分としては小気味がいいくらいだった。
一度だけ、なにか返事が必要なことがあってイエス・ノーで答えられるようなことじゃなかったので苦労していたら、幼稚園児が使うような五十音表を持ってきて指さしで伝えたことがあった。どんな質問だったっけか? 忘れたけど答えを五十音表で一文字ずつ指していくわけ。
どうせなら「おっぱいおおきい?」とか聞けば良かったなと今更ながら後悔(笑)
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プロフィール

はる

Author:はる
仙台市在住。おっさん。糖尿病の果てに慢性腎不全を併発し、2009年10月から人工透析を開始、2011年には心筋梗塞、2012年には大動脈弁狭窄症となり機械弁置換をしました。娘を東京の学生生活へと送り出し、現在は妻と犬2匹の生活を送っています。
2017年4月、閉塞性動脈硬化症の悪化により左脚を膝下より切断。義足生活に対応すべく、現在リハビリ中。

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